どーも。サラリーマンキャンパーのCarlosです。
IN&OUTDOORというブログタイトル通り、僕はもともと超インドア派で本を読むのが大好きな元文学少年です。(今は文学中年になってしまいました。)
これまでこのブログでいろいろと紹介したアウトドア関連本の中から、アウトドア好きの方にぜひ一読してほしい本を『活字で楽しむアウトドア』としてまとめてみました。
ジャック・ロンドンの『焚き火』
極北のアラスカに金を掘りに行った自らの体験を小説にして大成功したジャック・ロンドンの名作。
※原題『To Build Fire』というタイトルに「火を熾す」「焚き火」「火をつける」といろいろな邦題がつけられているので、リンクは「火を熾す」になっています。
『焚き火』は、真冬のアラスカを1匹の犬と野営地に向かって歩く主人公が、焚き火を熾さないと死ぬという状況で、生命の危険と焦りを感じながらどんどん追い詰められていくというシンプルで短いストーリーながら、むちゃくちゃ臨場感がある深い小説です。
遊歩大全
原題は「The New Complete Walker」
1974年にバックパッカー兼ライターのコリン・フレッチャーよってに書かれた「全米で圧倒的な支持を得たバックパッカーのバイブル」です。
京極夏彦を彷彿とさせる974ページというボリューム。
ただ、中身はというと、、残念ながら情報が古く、1974年当時の聞いたことのないメーカーのアウトドアグッズの膨大なレビュー。そして昔の翻訳本にありがちな良く分らないアメリカンジョーク。
というかなりハードな内容が続くのですが、読み進めるうちにだんだんとハマってきて最後はロングトレイルを歩き切ったような癒し変わりました。
神の子どもたちはみな踊る〜アイロンのある風景〜
村上春樹が阪神大震災をテーマにして書いた短編集『神の子どもたちはみな踊る』の中にある短編小説です。
主人公のカップルと三宅さんというおじさんが冬の海岸で流木を集めて焚き火をするという静かな話です。
おそらく10年ぐらい前に読んだんですけど、当時アウトドアは全くやっていなかったのにかかわらず、作品内の焚き火の描写がなんかとても羨ましくてずっとこころに残っていました。
焚き火好きで村上春樹好きの人がいたらぜひ読んでもらいたい作品です。
アウトドア六法
ここまでと毛色は異なるのですが、アウトドアに関する様々な法律をまとめた良著『アウトドア六法』をご紹介します。
「公園・河川でのBBQはOK?」
「山奥でのブッシュクラフトはOK?」
「自宅の庭での焚き火はOK?」
といったアウトドアに関するグレーゾーンのあれこれが実際どうなのかというのが大変勉強になりました。
アウトドアレジャーをする人は一読しておいて損はない内容だと思います。
キャンプ職業案内
最後に、 アウトドアにかかわるさまざまな職業の第一線で活躍している人たちへのインタビューで構成されている『キャンプ職業案内』をオススメします。
イラストレーター/こいしゆうかさん
漫画家/出端祐大さん
焚き火インストラクター/猪野正哉さん
YouTuber/ナツキャンプさん
『ユニフレーム』事業部課長/野﨑正浩さん
『MONORAL』代表/角南健夫さん
などなど、最近のアウトドア界隈のレジェンドといっても過言ではない人から、普段はあまり表にでないアウトドアのプロの人までそうそうたるメンバーが揃っています。
フリーランスの人以外のメーカーの方のお話などもあって、とても興味深い内容でした。
まとめ
以上、『活字で楽しむアウトドア』として5冊のアウトドア関連本を紹介しました。
家で本を読むのも好きですが、あえてアウトドアに持って行って読むというのもすごく好きで、必ず1~2冊は本を持って行きます。
僕にとっては本も立派なキャンプギアのひとつといえるかもしれません。
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