キャンプ沼から抜け出す方法は
結論から言ってしまえば、そんなものはたぶんないです。
と言ってしまうと身も蓋もないのですが、ちょっと前からアウトドアブランド事典を自分の勉強のために書き始めたことで、さらにアウトドアブランドの奥の深さを知ってしまい、今まで以上にその深みにハマりつつある僕はそう思います。
ここから抜け出すのはジャニーズを円満退所するぐらい大変です。
でも沼から抜け出すのとは違うのかもしれないですが、ちょっとだけヒントとなったことがあります。
それはこのコロナ禍です。
消費のマインドを見直す時期ではないか
ちょうど家族と過ごす時間の大切さや、自然の尊さに気づいてアウトドアを始めたのが数年前。そんなところにコロナの猛威がきました。
キャンプギアを紹介する消費社会の手先のようなブログを書きながら言うのもアレなんですが、
うち的にも世の中的にも安ければなんでも買うみたいなこれまでの消費のマインドを見直す時期にきているんじゃなかいかなと思うわけです。
立ち行かなくなった大量生産・消費社会
いまコロナウィルスによっていろいろな産業、業界が傷つけられています。
これを身近なところで強く感じたのは、先日のユニクロでの買い物。
これまでなかったようなビックリするような安値で洋服が売られていました。
そりゃ大学への通学がなくなったりして、自粛で家にいるだけならファストファッションの服いらないですもんね。
2018年の数字ですが、アパレル業界は全世界で29億着の生産に対し、半分以下の13.5億程度の消費しかなく、残りは安く売りさばかれるか処分されてしまうのだそうです。半分も売れないことを前提として大量に生産されているわけです。
デフレ不況の世の中で、安くて良いものを多く作り、薄利多売で一人勝ちしてきたユニクロも、コロナによってその多売ができない状況になってしまったわけです。
疲弊しながらコストを下げて大量につくるシステムでも儲からなくなってしまったのです。ユニクロがこれなら他のアパレルはどうなるのかと考えるとゾッとします。
大切に使い続けられるものをちゃんと選ぶこと
高いものが全て良いというわけではないですが、大量生産・大量消費のシステムで作られていないものを選ぶことは、この先の消費社会の答えのひとつだと思いました。
幸いなことにアウトドアのブランドは「ものづくり」に対しこだわりを持っている企業が多い業界です。企業の成り立ちや自然への思想の部分が影響しているのだと思います。
そのような中から自分が本当に大切に使い続けられると思うものを値段だけじゃなくちゃんと選んで、使い倒すことが大切だと思いました。
コロナ後の社会で、少なくとも自分の子供達には買い物について以下のことをちゃんと伝えたいと思っています。
- ちゃんと調べて厳選する
- 大切に使い続けられるものを選ぶ
- 手に入れたら使い倒す
最近ちょっとウケ狙いな記事も多かったので、ちょっと真面目なことを書いてみました。
ウケ狙い①「インド映画」
ウケ狙い②「ビジュアル飯」