どーも。サラリーマンキャンパーのCarlosです。
そして、ワイルドに焚き火も嗜みながら、クールに株式投資も嗜む文武両道の男Carlosです。
先日、驚きの株式非公開化を発表したスノーピークについて、いちアウトドアファン、スノーピークファンとして感じたことをまとめてみました。
スノーピークの株式非公開化
僕は、1月22日にこんな記事を書きました。
株価が下がりまくっているスノーピークにエールを贈るつもりの記事でした。
約1ヶ月後の2月20日に、スノーピークが「当社株式に対する公開買付けについて」というプレスリリースを出しています。
株式の非公開化のために1,250円という値段で市場のすべての株を買い取るというものです。
非上場化の理由として
株式を非公開化することで、短期的な株式市場からの評価にとらわれず、かつ、機動的かつ柔軟な意思決定を可能とする株主と経営陣が一体となった強固かつ安定した新たな経営体制を構築し、またベインキャピタルによる経営支援を最大限活用することが、当社の企業価値向上を実現する最良の選択であると判断した
とあります。
要約すると、「経営の自由度を高めるために非公開化」をするとのことです。
実はこのリリースよりも少し前に、MBOの情報が報道されました。
一旦スノーピーク側はこの報道を否定しましたが、翌営業日から1,250円という公開買付け価格に向けてストップ高が続きました。
上記のリリースは、スノーピーク側から正式な発表を事後報告したものになります。
※MBOとは、経営者らが上場している自社の株式を買い付けるマネジメント・バイアウトの略だそうです。最近だとベネッセもMBOで非上場化しています。
もう少し遡ると、
スノーピークは2月13日に決算発表をしています。
内容は「純利益99.9％減の100万円」という散々な決算でした。この決算はキャンプブームの終焉と絡められてニュースになり、翌日にスノーピーク株は大きく売られ、最安値726円まで下がりました。
でも、あとから考えれば、この「純利益99.9％減の100万円」という印象的な数字は、MBO前に株価をあえて下げさせるためだったと考えられます。
決算発表の翌日時点の最安値726円で100株買った人は、公開買い付け価格1,250円との差額52,400円（524×100株）を儲けることができたわけです。
決算数字の作り方、MBOのリークなど、株の世界っていやらしいですね。
スノーピーク株と僕
思えばスノーピーク株と僕には少なからず因縁があります。
スノーピーク自体は好きなんですが、残念ながら僕とこの株の相性は悪く、売ったあとにものすごく値上がったり、今回ももう少し下がったら応援買いをしようかと考えていましたが買うには至らず。とタイミングが全く合いませんでした。
2019年。キャンプブーム前にスノーピーク株を保有していたのにもかかわらず、ビビってブーム前に売ってしまったため、ちょこっとしか利益を得ることができなかったという記事です。
もし売っていなかったら数十万円の利益でした。
2022年。ピークからどんどん株価を下げていたスノーピーク株の買い戻しを迷う記事です。
結局下がり方の勢いが凄すぎて怖くて買えず。
もし、この時に買っていたらさらに下がって大きく損をしていたので、結果オーライでした。
そして2024年。
ついに700円台まで株価が下がり、そろそろ買おうかと考えていました。
今回の決算で下がったタイミングに買っておけば、、家族で近場の温泉旅行にいけたなぁ。
まぁちょっと値動きの激しすぎる（今回も含め）株で、僕の投資スタイルには合わなくなっていたので、手を出さなかったのですが。
まとめ
以上、スノーピーク株が非公開化を決めた件について、いちアウトドアファンとして感じたことをまとめてみました。
別にスノーピークが潰れるとかではないですし、山井社長を含む経営陣はそのままですし、スノーピークユーザー的にはなにかが変わるというわけではないのですが、、
このキャンプブームで一時代を築いたスノーピーク株が、業績が悪くなったので非公開化するというのは、やっぱり寂しいものがあります。
純粋にスノーピークの発展を信じ、高い株価でスノーピークを買ってしまった人（自業自得ですが）はスノーピークを2度と買わなくなるだろうなぁ。
センスのある良い会社だと思いますので、キャンプブームで無駄に拡大してしまった業務をスリム化して、良いキャンプギアを作り続けてほしいです。
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