メスティンを使う前の儀式
メードインスウェーデンの人気のアルミ飯盒Trangia(トランギア)のメスティン。
実は使う前にバリ取りやシーズニングといった下準備をしておいた方がよいのをご存知でしたか?
メスティン購入後の儀式とも呼ばれるこれら下準備の手順についてご紹介します。けっこう簡単です。
メスティンの魅力
なぜこの四角い飯盒(はんごう)メスティンが人気なのかをユーザー目線で先に紹介したいと思います。
軽くてコンパクト
重さ150g。どちらかというとキャンプ用というよりは山道具。この中にシングルバーナーやエスビット、折りたたみのカトラリーを入れてコンパクトに持ち運びができる便利なアイテムです。
炊飯だけじゃない万能調理
ご飯もびっくりするほど美味しく炊けるのですが、実は炊飯だけでなく、煮物、焼き物、蒸し、麺類、燻製までできます。蓋をフライパンの代わりに使うなんてこともできます。
コスパが超良い
定価1,600円+税です。何かとお高いキャンプギアたち、その中においてスウェーデン製なのにこの値段で買えるってスゴくないですか?
あのiPhoneだってdesigned by カリフォルニアでメードインチャイナですから。
トランギアのHPはこちら
https://www.iwatani-primus.co.jp/products/trangia/kettles-cookers/tr_210.html
購入する前の注意点
今回買ったのはTrangiaメスティン「TR-210」容量750ml。
定価は1,600円+税なのですが、品薄のためパクリ商品やAmazonの最安値が3,000円を超えていたりするので購入には注意が必要です。
アウトドア用品の売り場行くと、ちょくちょく入荷があるみたいで普通に定価で売っています。アウトドアショップのパトロールが大切です。
このメスティンを買った後日、レアな赤ハンドルを見つけてもう一個買おうかと悩みましたが、流石に自粛しました。
メスティン下準備の手順
では、開封からバリ取り、お米のとぎ汁を使ったシーズニングの手順をご紹介します。
ハンドルはバリ取りとシーズニング後、一番最後につけるのが良いと思います。
紙ヤスリでバリを取る
やっぱり開けたすぐは端の部分が鋭利な感じで手を切るまではいかないですが、ラーメン作って唇をつけて汁を飲むのはためらうぐらいのザラザラ加減です。
粗めの紙ヤスリでしっかり削り落としたあと、細めの紙ヤスリで綺麗に仕上げをするだけでかなりいい感じに仕上がります。10分もかかりませんでした。
アルミの削りカスが出るのでお庭やベランダでの作業がオススメです。
はじめにくらべ、かなりなめらかになりました。
シーズニング(米のとぎ汁で煮る)
お米とぎ汁で煮ることで、アルミの表面に皮膜ができ、炊飯後のアルミ臭を防いただり、焦げ付きを防ぐ効果があるそうです。
まず、メスティンが入るぐらいのサイズの鍋に、今日のお昼ご飯を炊くために出たお米のとぎ汁をためておき、とぎ汁を沸騰させてからメスティンを完全に中に沈めて10分〜15分程度煮込みます。
もし家に大きな鍋がないよという場合、下の写真みたいにメスティン自体にとぎ汁を入れて煮込むというスタイルもありです。
鍋から取り出して、冷ましてヌメリを取ってきれいにしたら、取っ手を取り付けて完成です。
所要時間はだいたい30分ぐらいで、とっても簡単なのでメスティン購入後はぜひ下準備をしてみてください。
シーズニングは購入後の一回だけやればOKです。
道具を大切に扱うという日本人の精神
紹介したバリ取りとシーズニングは絶対にやらないといけないというわけではないのですが、やっぱり繊細な日本人としてはバリの取られていないフチの雑な加工が気になったり、米を炊いた時のアルミ臭が気になったりするわけです。
こうやって道具を大切に扱い愛着を持って使うという日本人の精神はとても大切なのではないかと僕は思います。
#Stay Home な今だからこそ「家キャンプ飯」
お家でいかに楽しく過ごすかが重要な今だからこそ、家キャンプ飯の必須アイテム「メスティン」を使って、いろいろなキャンプ飯に挑戦してみてはいかがでしょうか。