ブッシュクラフトとは
キャンパーなら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ブッシュクラフトとは、最小限の装備以外は現地の石や枝で道具を自作して、ソロテントやタープ泊、ハンモック泊で焚き火と過ごすというかなりストイックなキャンプスタイルです。
芸人のヒロシさんや服部文祥さんのサバイバル登山も近いのではないでしょうか。
ルールに縛られて日々ゾンビのように会社に通うCarlosにとって憧れのキャンプスタイルでもあります。
ブッシュクラフトの起源について
発祥は北欧やアフリカといろいろな説があるそうですが、日本のまたぎやネイティブアメリカンも古くから同じようなことをやっているので、近代のアウトドアの愉しみとしてのブッシュクラフトのルーツという意味であれば北欧といえるのではないでしょうか。
ブッシュクラフトの注意事項
個人の土地や国有林ではNGなの?
他人の山でブッシュクラフトをする場合は土地所有者の許可が必要で、許可なしで勝手にやった場合、不法侵入として軽犯罪法に問われる場合があるそうです。
国が所有する山林の場合は、自然公園法で6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金に処される可能性があるそうです。
人気のない山奥でのブッシュクラフトなら、まずバレないかもしれませんが、いい大人がグレーなことをしているという自覚は必要かもしれません。
所有者に許可を得て行うのが一番トラブルのない方法だと考えますが、現実的には人のあまりいないキャンプ場か、知り合いの土地での野営が安心です。
自由に楽しむというのは難しいですね。
北欧では自然は解放されているそうで、どこでキャンプしてもOKなのだそうです。流石です。
すべてが自己責任
自然に近ければ近いほど、熊や蛇などの野生動物に遭遇する可能性が高くなり、あわせて遭難や怪我のリスクも高くなります。
わざわざそういう環境を自ら選んでいるわけですので、すべて自己責任であると思います。
そういう意味で、ある程度サバイバルスキルに自信がない人はやるべきではないと考えます。
見た目のボーダーライン
第三者からみれば「山の中でナイフ持って野営をしているオッサン」でしかないので、趣味なのか、ガチでヤバい人なのか見た目では判断しづらいという大きな問題があります。
念のためにお洒落なギアやブランド物のウエアを取り入れて、怪しいやつではないアピールをしておいた方が良いのではないでしょうか。
ブッシュクラフト参考文献
僕の場合はキャンプですら初心者ですので、とりあえず勉強からということで、ブッシュクラフトについての本をいろいろ読んでみました。
実際これらの本を読むだけで結構楽しめます。
「ブッシュクラフト-大人の野遊びマニュアル」
僕はこの本でブッシュクラフトという言葉に初めて出会いました。サバイバルの知識や自然との関わり方などブッシュクラフトの基本を学べます。
「ブッシュクラフト入門」
著者の相馬拓也さんはBush Craftというメーカーの代表で、ブッシュクラフトを紹介しながらブッシュクラフトのアイテムを販売しています。ナイフの使い方、着火の方法、ロープワークなどとても分かりやすく紹介してくれています。
「ブッシュクラフト読本」
著者はテレビCMで知っている人も多いアウトドアプロデューサーの長谷部雅一さん。他の二冊よりはソフトな内容になっていて、キャンプ→ソロキャンプ→ブッシュクラフトというブッシュクラフトまでの道すじが想像しやすかったです。
「パイナップルARMY(おまけ)」
「20世紀少年」「MONSTER」「YAWARA!」で有名なマンガ家浦沢直樹さんの初期の作品「パイナップルARMY」という懐かしいマンガです。
元特殊部隊の主人公ジェド・豪士が、転がっている石や木の枝をおもむろにポケットにしまって、ちょっとしたピンチの時にその石や木の枝を使って敵を倒してサバイバルしてしまうというシーンがとてもカッコ良くて強く印象に残っています。ブッシュクラフトを知った時、このマンガを思い出しました。
挑んでみたいブッシュクラフト
時間を気にせず焚き火と過ごす。コーヒーを淹れる。酒を愉しむ。ぼんやり考える。あるいは何もしない。サラリーマンの対極にある自然と戯れる高尚な大人の遊び。
ファミリーキャンパーのCarlosは、とりあえず妄想だけで楽しんでいますが、ファイヤースターターとか、フェザースティックとか、ロープワークとか。そこらへんから少しずつマスターしていければと思っています。
2020年はもう少し妄想の割合を減らして、現場の記事を増やせるように頑張ります。