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熊対策の参考になるかもしれない『マタギ関連本』

※本ページにはプロモーションが含まれています。

どーも。サラリーマンキャンパーのCarlosです。

最近、熊がすごいですね。山から降りてきちゃって。

熊といえば、そうマタギ。

キャンプ場でも熊の目撃例があるそうなので、熊と遭遇した時の対処法などを勉強するために、マタギの知識は頭に入れておいて損はないと考えています。

今回は、過去に読んだオススメのマタギ関連本をまとめてみました。

 

そもそもマタギとは?

東北地方を中心に、山岳地帯で狩猟を行い動物の毛皮や肉、熊の胆(薬としての需要があった)を獲ることを生業としていた人たちで、1,000年以上の歴史を持つといわれています。

 

現在は昔のように毛皮や熊の胆の需要がなくなってしまったため、マタギで有名な阿仁町でも専業のマタギは残っておらず、農業や他の仕事をしながらシーズンに狩猟をする兼業のマタギがいるだけだそうです。 

 

 

サスティナブルなマタギ文化

  • 自然を壊さないように道を選んで歩く
  • 未来へ残すため必要以上に動物を殺さない
  • 山菜やキノコも翌年以降に再び採れるように半分残して収穫する

マタギには、自然や獲物たちを敬い将来も共存をしていくためのこのようなサスティナブルなルールがあり、とても感銘をうけました。

 

アイヌ民族やエスキモー、ネイティブアメリカンにも同じようなルールがあり、人類がアフリカから南米まで到達した5万キロのグレートジャーニーのなかで、狩猟民族が生きるために受け継いできた知恵が今でも残っているのだと考えるとすごいことだと思います。

 

 

オススメの『マタギ関連本』

僕が過去に読んだオススメのマタギ関連本をご紹介します。

 

『狩猟サバイバル』

服部文祥さんが狩猟集団に混ぜてもらって本格的に狩猟を学んだ時のことが書かれています。

このひとのサバイバル登山というスタイル(猟銃、ナイフ、調理道具、ロープだけで山を登り、狩猟しながら登山をする)はとてもマタギの狩猟スタイルに近く、服部文祥さんもマタギ文化に大きな影響を受けているのではないかと思います。 

 

『マタギ 矛盾なき労働と食文化』

マタギの聖地と言っても過言ではない秋田県の阿仁町(あにまち)のマタギの方々に同行取材を重ね、写真と共にマタギ文化をとてもわかりやすく伝えてくれます。 熊の解体のカラー写真がなかなかハードな本ですが、ナガサというナイフとナタのあいの子のような刃物で血をこぼさずに熊を捌く技術の高さにマタギの凄さを知ることができます。

 

 『マタギに学ぶ登山技術』

こちらも聖地である阿仁町のマタギの方々への同行取材をもとに書かれた本です。 マタギの歴史、マタギならではの疲れない山の歩き方、食事法などタイトルの通り登山目線からのマタギ文化とマタギの凄さを紹介してくれます。 ほかにもクマと遭遇、雪崩、カミナリのマタギならではの対処法、マタギ流のビバーク(野宿)の方法も劇画タッチのイラスト付きで書かれていて、とても勉強になりました。

 

『ゴールデンカムイ』

活字は苦手という方には、やはり『ゴールデンカムイ』です。

主人公のアシリパもアイヌの狩猟の名人なのですが、他にも東北のマタギ出身の軍人谷垣源次郎、熊撃ちの名人二瓶鉄造など狩猟の技術とはなんたるかをアイヌとマタギの文化とともに教えてくれます。ふつうに勉強になります。むちゃくちゃ面白いし。

 

 

まとめ

以上、熊対策の参考になるかもしれない『マタギ関連本』でした。

そもそも熊が山から降りてきちゃっているのも、温暖化であったり、人間による環境変化の影響もあるそうなので、そういった部分でもマタギのサスティナブルな思想は重要なのではないかと思います。

 

本当に熊に出会ってしまったら、熊スプレーとか猟銃を持っていない限り、「熊から視線をそらさずゆっくり後退」が正しいようです。走って逃げたり、死んだふりは絶対にダメなんだとか。

 

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