アウトドアブームと株価
アメリカの株価が史上最高額を記録しています。
近年のアウトドアブームで、アウトドア関連の株はどうなってるんでしょうか?
ビジネスマンの嗜みとして、常にテレ東の経済ニュースで株式の動向には注目しているアウトドアファンのCarlosが、経済的な視点から日本のアウトドアの関連の株を紹介します。
- アウトドアブームと株価
- アウトドアが流行ってるけど株価ってどうなの?
- アウトドア関連株の近年の動向
- 関連株の全てが好調というわけでもないようです
- 残念ながら非上場の会社も多い
- 株の買い方について
- あくまでも自己責任でお願いします
アウトドアが流行ってるけど株価ってどうなの?
テレビ番組もキャンプを意識した番組が増えてきて、テレビ東京ではついにソロキャンプのドラマまで始まりました。
www.tv-tokyo.co.jpアウトドア関連で上場している企業の株価を調べてみると、やっぱり儲かっていて株価も上がっているところが多かったです。
日本の景気がイマイチな中で、すごいことだと思います。
アウトドア関連株の近年の動向
そんなアウトドアブームの中、キャンプ好きに身近な企業の株価はどうなんでしょうか。
株の秘訣は「自分の知っている企業の株を買うことだ」と、アメリカの超有名投資家ウォーレン・バフェットも言っています。
そんなわけで、主要のアウトドア関連株と、Carlosがファミリーキャンプを始めた2015年ごろからの株価を追ってみました。
スノーピーク
言わずと知れたスノピです。ただデザインがかっこいいだけの会社とは違います。
www.snowpeak.co.jpデザイン、ブランディングも基本社内で行うとても魅力的な会社です。新潟の三条市の本社にキャンプ場が併設。社員がそのキャンプ場で宿泊して、キャンパー目線で商品をつくっているというこだわりのブランドです。
ただ、株価的には、上場直後の2015年に最高値をつけたあと、ずるずると値下がりを続けて今は1,000円ぐらいと最高値の半分以下になっています。
直近の決算数字は良かったみたいですし、スノーピークファンはまわりにも多いので、これからゆっくり上がるかもしれないですね。
スノーピーカーなら、株も持っていても良いのではないかと思います。
株主優待あり:スノーピークの通販15%OFFクーポン
カンセキ
カンセキ?北関東にあるのカンセキというホームセンターの会社ですが、ここはあのWILD-1の会社なんです。
WILD-1の品揃えは一般的なアウトドアブランドから、珍しいブランドまで欲しいものがほぼ揃います。釣り具も充実しています。tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)はここのオリジナルブランド。さらにプライベートブランドのQUALZ(クオルツ)もコスパが良いブランドとして人気です。
週末は駐車場に入れないほど混んでいます。僕の癒し空間です。
株価は2015年の400円から右肩上がりを続けて、今は4倍以上の1,700円を超えています。
僕は一時期カンセキ株を所有していて、値上がりした時に手放してしまいましたが、下がったらまた買おうと思っています。
優待あり:年2回WILD-1とカンセキで使える15%OFFクーポン。これの良いところはあまり割引をしてくれないスノーピークやヘリノックス、ノルディスクなどのブランドも15%OFF購入ができること。
ゴールドウィン
株価的に一番すごいのはココです。5年前から約10倍の株価になっています。
なんでそんなに儲かっているのかといえば、THE NORTH FACEのウエアを販売している会社だからです。
アウトドアファンだけでなく、アウトドアファッションのトップブランドとして、ふつうに高校生とかも着てますし、ゴアテックスなどを使っている高機能のものは50,000円とかしますので、そりゃ儲かります。
www.goldwin.co.jpおそらく今のキャンプブームで一番うまく波に乗った会社なのではないかと思います。
目はつけていたのに、なんで買わなかったのかと後悔をしている会社です。
株主優待あり:Tシャツ等ゴールドウィン製品がもらえるそうです。
ワークマン
ワークマン。もはやアウトドアブランドと言っても良いでしょう。作業着を自社製造して、全国800店舗を超える作業服チェーンです。
かなり昔からあったのですが、作業着で培った高機能で低価格なウエアが口コミで評判になり、アウトドア好きには定番ブランドのひとつに。
「ワークマン女子」なんて言葉まで生まれるほどです。
www.workman.co.jp業績は好調で、どんどん株価は上がり続けています。2015年の1,300円台から最近8,000円を超えました。ただ、ちょっと上がりすぎで今から買うのは危険な気もします。
株主優待なし
関連株の全てが好調というわけでもないようです
ただ、アルペン、ヒマラヤ、ゼビオHDなど売り場を提供する側の小売の株価はそこまで上がっていないので、業種によって明暗が別れている部分もあります。
そんななかでアルペンは、アルペンアウトドアーズなど専門性の高い店舗を展開していますので、これからが期待なんじゃないかと思っています。売り場楽しいですし。
残念ながら非上場の会社も多い
ロゴス、新富士バーナー(SOTO)、パール金属(キャプテンスタッグ)、ユニフレーム、モンベルなど結構有名な会社でも上場していない企業が多く、残念ながらこれらの非上場のアウトドア企業の株は購入できません。
SOTOやユニフレームなんかはとても堅実そうなイメージがあるので、もし上場してたらぜひ買いたいですね。
株の買い方について
難しいイメージがありますが、実は結構簡単で、証券会社の口座をつくるのがちょっとメンドくさいぐらいです。
口座をつくるだけで何千円かキャシュバックをしてくれるネット証券もあったりするので、そういうネット証券のなかで手数料の安い会社を選べばそのメンドくささも報われます。
株は100株単位で購入可能。例えばスノーピークの株価が1,080円だとしたら、100,800円+手数料(300円ぐらい)があれば買えます。
あとはほったらしておけば、年2回配当金がちょこっともらえ、優待がある会社は優待品がもらえます。
株価がむちゃくちゃ上がった時に売れば値上がり益です。逆に下がったときに売れば損をします。当たり前ですね。
あくまでも自己責任でお願いします
と、株の紹介をしておいてなんですけど、これからワークマンやゴールドウィンを買っても、もうあまり儲からないと思います。すでに高値になっていますので損をする可能性の方が高いかもしれません。
おすすめなのは、まだ注目されていないアウトドア関連株を探すことでしょうか。
次のワークマンやゴールドウィンを見つけることなのだと思います。
でも、株の売買は自己責任でお願いします。