どーも。サラリーマンキャンパーのCarlosです。
先日の記事で、ふるさと納税で木材の種類を選んで焚き火を楽んでみませんか?という内容の記事を書きました。
よくよく考えればこの「薪を選んで楽しむ」という焚き火スタイルって、とても素敵でオススメだと思ったので、さらに薪の種類や特徴を掘り下げてみようと思いました。
焚き火ファンの方の参考になれば幸いです。
薪は事前に購入が安心
薪は現地で手に入れるという人も多いと思いますが、品切れだったり、高価だったり、端材みたいな薪だったりと、思うようにいかないことが多々あります。
事前にネットショッピングやふるさと納税で、薪を購入しておくと便利で安心です。
好みの種類の薪を選んで購入することもできるので、僕は事前購入をオススメします。
針葉樹と落葉樹
小学校の時に、樹木には針葉樹と広葉樹の2種類があると習ったのを憶えていますでしょうか。
薪の種類は、まず大きくこの針葉樹系と広葉樹系に分かれます。
【針葉樹】
杉、檜(ヒノキ)、松など
燃えやすく、加工がしやすい反面、燃焼時間が短く、ススがでます。
【広葉樹】
楢(ナラ)、椚(クヌギ)、欅(ケヤキ)、桜など
硬く加工が大変、火もなかなか着かないのですが、ゆっくりと長時間焚き火を楽しむのに最適、香りもよかったります。
焚き火の世界では、燃えやすく加工しやすい針葉樹は火起こしに、硬くて長く燃える広葉樹はじっくりと火を持続させるために使うのが一般的です。
両方の薪をバランス良く準備できると一番良いかもしれませんね。
では針葉樹系、広葉樹系それぞれの代表的で手に入りやすい薪の種類と特徴をご紹介します。
※燃えやすさなどの★の数はあくまでも目安です。
代表的な針葉樹の薪
杉、檜(ヒノキ)、松など
葉が針のように細いものが多いのでこの名前がついていて、木自体もまっすぐ高く伸びるものが多くあります。
やわらかくて、薪割りがしやすい。脂分が多いので燃えやすい。着火がしやすい。という特徴がありますが、反面、煙やススが多く、燃え尽きるのが早いので、ハイペースで薪をくべていかなければいけません。
杉や松の乾燥した葉や松ぼっくりは、油分を含むためよく燃え、焚き付けに最適です。
杉(スギ)
燃えやすさ★★★★★
燃焼時間 ★★
価格 ★
日本で最も多く植林され間伐材や廃材として入手しやすい木です。
材質はやわらかく加工がしやすいため、油分が多く焚き付けに最適ですが、やはりススが多く燃焼時間は短いのが特徴です。
バトニングしてフェザースティックつくるのに向いています。樹皮もよく燃えます。
檜(ヒノキ)
燃えやすさ★★★★★
燃焼時間 ★★★
価格 ★★
最高級の建材で日本で多く植林されています。檜風呂をイメージするとわかりやすい独特の強い香りが特徴です。
別名「火の木」と呼ばれるほど火付きが良く、昔この木を擦り合わせて火を付けたことからヒノキという名前になったという説もあるそうです。
杉よりは若干だけ火持ちが良いイメージです。
松(マツ)
燃えやすさ★★★★★
燃焼時間 ★★
価格 ★★
松ヤニを含みよく燃えます。
このヤニが鍋やケトルなどを真っ黒にします。(でも、あえて黒くしたい人にオススメかも)
その他、松ぼっくりやあのツンツンした松の葉も天然の着火剤としてかなり使えます。
代表的な広葉樹の薪
楢(ナラ)、椚(クヌギ)、欅(ケヤキ)、桜など
木の密度が濃いため、硬くて長く燃えるのが特徴です。
火の粉も少なく、焚き火に最適ですが、バトニングでは割れないほど堅い木もあります。
香りが良いものが多く、サクラやナラは燻製用のスモークチップにも使われます。
堅いので薪割りが大変かつ、なかなか火がつかないのですが、一旦火がついてしまえば、燃焼時間も長いうえ、熱効果も長時間持続することができるので、ゆっくりじっくり自分と向き合う系の焚き火に向いています。
楢(ナラ)
燃えやすさ★★★★
燃焼時間 ★★★★
価格 ★★
本州の里山に多い木で、ミズナラ、コナラなどの種類があります。
火付きは悪いですが、いったん火がついたら安定した火力が続きます。流通量も多く、火力と火持ちに優れた薪の定番です。
子どもが大好きなどんぐりはこの楢などブナ科の実です。
椚(クヌギ)
燃えやすさ★★★
燃焼時間 ★★★★★
価格 ★★★
こちらも里山でよく見られる木です。火力や火持ちはナラよりもさらに良く、薪の中では高級な部類になります。
ただかなり堅い木です。以前に注文したことがありますが、薪割り台が割れるほど堅い密度の濃い薪でした。
その代わりゆっくり燃えてくれるので、クヌギの薪を燃やしながら、ちびちびとウィスキーなんか飲んだら最高ですね。
欅(ケヤキ)
燃えやすさ★★★
燃焼時間 ★★★★★
価格 ★★★
木目が美しく耐久年数が非常に長いため高級家具に使用されることの多い木です。
とても堅さがあるため火持ちが良いので熾火をつくるのに適しています。
桜(サクラ)
燃えやすさ★★★★
燃焼時間 ★★★
価格 ★★
桜の花が咲くあの桜の木です。煙に香りがするので燻製チップにも使われます。
つまり桜の焚き火で肉や魚を吊るしておけば、もうそれだけで最高の燻製ができちゃいます。
以前、焚き火でジャーキー作ったことありますが感動の旨さでした。
まとめ
以上、針葉樹系、広葉樹系それぞれの代表的で手に入りやすい『薪の種類と特徴』をまとめてみました。
キャンプギアのブランドにこだわるように、薪選びにもこだわれば、
「この薪は燻製チップにもよく使われるナラの薪だから薫りもいいんだよね。」
みたいなウンチクをさらりと語ったりもできちゃうわけです。
キャンプの焚き火時間がより満喫できるのではないでしょうか。
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