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インドアな僕がアウトドアの世界にズブズブにハマっていくというイン&アウトドアなブログです。

キャンプに行けない週末に観てほしいアニメ『ヴィンランド・サガ』

※本ページにはプロモーションが含まれています。

どーも。サラリーマンキャンパーであり最近は歴史オタクのCarlosです。

今回は、ブッシュクラフト発祥の地でもある北欧の歴史、文化が学べるアニメ『ヴィンランド・サガ』をご紹介したいと思います。

そうです。キャンプに無理やり絡めて全然関係ない事を熱く語る『キャンプに行けない週末に観てほしいシリーズ』です。近年、我らおじさんを唸らせてきた『キングダム』『ゴールデンカムイ』に次ぐ大ヒット(※僕的に)なので強くオススメしたいわけです。

 

『ヴィンランド・サガ』にハマるきっかけ

先日、ブッシュクラフト発祥の地『北欧アウトドアブランド12選』という記事を書きました。

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その中で、北欧ヴァイキングが11世紀に実はアメリカ大陸に渡っていた実話を題材にした漫画『ヴィンランド・サガ』をチェックしようというようなことを書きました。

 

アマゾンプライムでアニメ版の『ヴィンランド・サガ』が無料で観れたので、漫画を読む前にとりあえずアニメを観てみたところ大ハマりして、一気にシーズン1とシーズン2(現在放送中)の最新話まで観てしまいました。

僕の場合、最近世界史の本を読みまくってる中で、この時代にヴァイキングとモンゴル人が世の中を荒らしまくっていたという部分をもう少し掘り下げてみたくて、ヨーロッパ視点だけではない関連本や関連映画(基本アクション)をたくさん観ているのですが、

そんな中『ヴィンランド・サガ』という叙事詩があり、コロンブスよりも前にヴァイキングがアメリカ大陸に渡っているというネットニュースをみたこと、ヨーロッパ主要国の建国にヴァイキングの血筋が大きく関わっている事などがきっかけです。

例えば、もともとノルマン人のヴァイキングでフランスに渡ったノルマンディ公の子孫ギョーム2世は後にイングランドを征服するウィリアム1世(ギョームはウィリアムのフランス語読み)になります。

 

『ヴィンランド・サガ』の簡単なあらすじ

全くなんの予備知識もなく観ても引き込まれて楽しめる作品ですので、ネタバレしないレベルにできるだけ簡単に説明します。

ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンコミックス)

11世紀初頭のヨーロッパ。ヴァイキングが世界を荒らしまくっていた時期の話です。

 

主人公のトルフィンはアイスランドの小さな集落に家族で住む少年で、西の果てにあるというヴィンランド(アメリカ大陸)に憧れています。

(1巻の表紙の彼がトルフィンなのですが、ある事があってもうこの時点ではかなりヤサグレています。)

 

ある日、ヴァイキングのヨーム戦士団の英雄だった父トールズのところに、イングランド侵攻のため戦線復帰の申し入れをしに来ます。

(2巻の表紙がトールズ)

でも実はこの申し入れには裏があって、ヨーム戦士団はヴァイキングの盗賊団アシェラッドにトールズ暗殺を依頼するのでした。

と、ここからムチャクチャ展開が広がって行き、デンマークのスヴェン王のイングランド侵攻と王位継承の話も絡んで、全く先が読めないドキドキの展開が続き、一気にシーズン1の24話をすべて観終わってしまいました。

 

この盗賊団の首領アシェラッドが、ただの最初の中ボスキャラ(ドラゴンボールでいえばピラフ一味)ぐらいなのかと思っていたら、この作品の超重要なキーマンでした。

(3巻の表紙手前がアシェラッド、後ろのトルケルも良い味を出しているキャラです。)

 

現在放送中のシーズン2(7話まで)は、少し時代が経過して、主人公トルフィンがかなり大人になっています。(シーズン1に比べると今のところとても牧歌的でのんびりと進んでいます。)

 

 

『ヴィンランド・サガ』の魅力

冒頭に『キングダム』『ゴールデンカムイ』というヤングマガジンが誇る二大歴史アクション漫画を例えに出しましたが、ちょうどこの2作品を足して割ったような作風だと僕は感じました。(ヴィンランド・サガも現在はアフタヌーン掲載ですが、もともとは週刊少年マガジンで連載スタート)

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年代も『キングダム』が紀元前230年頃(始皇帝の中華統一前の春秋戦国時代)、『ゴールデンカムイ』が1900年頃(日露戦争後の北海道)で、『ヴィンランド・サガ』が1000年頃(ヴァイキングのイングランド侵攻)なので、時期的にも中間点です。

 

史実と創作部分をうまく混ぜてストーリーが展開するこの2作品同様に、ちょうど僕らのイマイチ知らない血生臭い歴史をベースに、クセ強めのキャラクターが入り乱れる本格アクションという感じも両作に近いものがあります。

 

勧善懲悪ではない表現

ヴァイキングは今まで悪者として描かれる作品が多かったと思います。

そりゃそうです。ヨーロッパ中の街や教会にロングシップで乗り込んで、略奪(強盗、皆殺し、誘拐とかもろもろ)をしまくったわけですから、ヴァイキング視点での作品はものすごく珍しいと思います。

 

ただ、ヴァイキングが善でヨーロッパ諸国が悪というわけでなく、善でも悪でもなく中立な視点で描かれているのがかなり深い作品です。

 

例えば『キングダム』は勧善懲悪な部分があって、当時は公然と認められていた略奪行為など残虐なことをする人間は味方の軍だとしても悪者として描かれています。

 

『ヴィンランド・サガ』に関してはここもギリギリを攻めているのですが、主人公が行動を共にする集団は村々を襲うヴァイキングでもあり、主人公の仲間の主要キャラが罪のない農民を略奪のために冷酷に虐殺したりもします。(この14話は倫理的に問題ありですが秀逸な回です。)

 

『ゴールデンカムイ』の主人公杉本のように、敵であれば躊躇なく殺人をする殺伐さがあり、味方だと思っていた人間があっさり裏切ったり、敵味方が状況によって入れ替わったりするため、スリリングですし、実際の世界ではそういう事はよくある事です。

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主題歌が豪華かつ秀逸

シーズン1の前半12話まで、シーズン1の後半24話までで主題歌が変わります。

もっとも重要だといえるシーズン1のオープニングテーマは、Survive Said The Prophet(読めません)の「MUKANJYO」という疾走感のあるロックで、日本語歌詞と英語歌詞、メロディアスなボーカルとデスヴォイスなシャウトが交錯する感じが、ムチャクチャ作品の世界観に合っています。

スキンヘッドの屈強なヴァイキングが斧をぶんぶん振り回してそうです。

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そして、エンディングテーマは、あの『残響讃歌』のAimer、シーズン1の後半はオープニングがオオカミ男のMAN WITH A MISSION、エンディングがmiletという超豪華なラインナップ。

 

アニメ作品の最初の最初の主題歌は本当に重要で、『北斗の拳』でいえばクリスタルキングの「愛をとりもどせ」ですし、『鬼滅の刃』でいえばLiSAの紅蓮花のように、作品の世界観をすべて背負いますし、主題歌がヒットの要因のひとつにもなります。

 

もう第4シーズンまで終わっているキングダムも今でも脳内再生される主題歌はやっぱりシーズン1のオープニングNothing's carved in stone prideの「Pride」ですし、

Pride

Pride

Amazon

 

『ゴールデンカムイ』もずっとMAN WITH A MISSIONの「Winding Road」です。

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金カムの世界観と本人たちの風貌までもがバッチリ合っていた名曲でした。

例外として、『シティーハンター』の「GETWILD」や、『みゆき』の「想い出がいっぱい」という楽曲が良すぎるパターンはエンディングの方が後世に残っていたりします。

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まとめ

キャンプに行けない週末に観てほしいアニメ『ヴィンランド・サガ』を紹介しました。

すいません。主題歌のあたりからちょっと熱くなってしまいました。

 

キャンプにまったく関係ない話ばかりでしたが、コロンブスの発見よりも500年前に甲板剥き出しのロングシップでアメリカ大陸に渡ったヴァイキング。

当時はそこまで航海技術は発展していなかったので、相当な根性とフロンティアスピリッツを持った人たちだったんじゃないでしょうか。

そんな北欧のヴァイキングの末裔だからこそ、自然環境に挑む技術ブッシュクラフトや、優れたアウトドアブランドを生んだんじゃないかと思ったりします。

また、創業300年以上を誇るハスクバーナなど斧ブランドがあるのも、ずっと昔から斧を武器と同時に開拓の道具として使ってきた人たちだからなのだと深く納得できました。

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