どーも。サラリーマンキャンパーのCarlosです。
今回は全焚き火好きに読んでほしい焚き火本、焚き火マイスター猪野正哉さんの『焚き火と道具』という本をご紹介します。
著者:猪野正哉さんについて
著者は、焚き火マイスターでアウトドアライターでモデルの猪野正哉さん。
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マツコの知らない世界の「焚き火の世界」にも出演したこともあります。
以前紹介した『キャンプ職業案内』にも一番初めにインタビューされていた第二次キャンプブームのレジェンドのひとりです。
見た目はワイルドでコワモテな感じなのですが、この本を読んで結構小ボケが好きなお茶目なオジサンなんだと知りました。
猪野正哉さん2冊目の焚き火本
前回『オススメ焚き火本6選』の時にも、猪野さんの前作『焚き火の本』を紹介しましたが
記事を書いたときに2冊目であるこの『焚き火と道具』が出版されていることを知り、先日やっと読むことができました。
新しく販売されたばかりのお洒落でピカピカなキャンプギアを宣伝するのではなく、猪野さんのお気に入りの焚き火アイテムを数ページに一つずつ紹介してくれるという内容です。
ケトルやトライポッド、スキレット、ナイフといった定番の焚き火ギアはもちろんですが、骨董品の鉄串とか、喫茶店のマッチとか、煙草(アメリカンスピリッツ)とか、ビール(アサヒスーパードライ)とか、この人ならではの焚き火道具も登場します。
自分と焚き火道具との関わりを淡々と紹介する、猪野さんの朴訥(ぼくとつ)とした文章を読んでいると、カッコいい写真と相まってまるで焚き火をしながら猪野さんが語ってくれているような錯覚を起こします。
この本の良いところ
文章が最高に面白い
まず文章が最高に面白いです。
”おもしろいもので「お腹が減った」「寒いから温まりたい」と不平を言う人は、決まって自分から動こうとはしない。そのくせ、手伝おうともしないから厄介である。そんな無精な人が火をつけたいときに役立つのが、このバーナー”
こんな感じのとぼけた解説がところどころにあり、クスクスと笑いながら読んでいました。
前作『焚き火の本』はもっと真面目で無骨な文章だったので、より自然体で書かれたんだろうなと思いました。
それ以外にも猪野さんの人柄が滲み出ている文章に癒されます。
“焚き火の魅力を聞かれる機会が多い。表向きには「無言のコミュニケーションが生まれることでしょうか」などとカッコつけて答えているが、本当のところは「明日には忘れてしまうようなどうでもいい会話を肴に、美味い酒が飲めること」が単純に心地いいからだろう。”
写真がかっこいい
「焚き火写真はこうあるべき」という陰影の強い動きのある写真が満載です。
また猪野さん自身がモデルさん(メンズノンノ!)でもあるので、当然、焚き火をしている写真がさまになっていて、雑誌『Esquire』に焚き火特集があったら絶対使われるようなハイソサエティさを醸し出しています。
さすがに真似はできないですが、自分も焚き火を撮影する時に参考にしたいと思います。
まとめ
全焚き火好きに読んでほしい焚き火本、猪野正哉さんの『焚き火と道具』をご紹介しました。
焚き火をしているのと同じぐらい癒しがあり、読んだ後には無性に焚き火がしたくなる一冊です。
また、朴訥(ぼくとつ)とした人柄の人が書く、力の抜けたユーモアのある文章にとても憧れました。
こんな文章を書ける大人になりたいと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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