実は簡単で安全なハリケーンランタンの扱い方を、ランタン専門店の人にとても判り易く丁寧にレクチャーして頂けたので、ハリケーンランタンの気になるアレコレを詳しくご紹介したいと思います。
お店の人いわく「ネットは嘘ばかりなので」と、心に刺さることをおっしゃっていました。
ハリケーンランタンの気になるアレコレ
では早速、ハリケーンランタンの扱い方について、僕がとてもタメになった内容をそのまま、先日購入したデイツ78を使ってご紹介します。
★燃料について
パラフィンオイルか白灯油のどちらかだそうです。
※ガソリンは絶対ダメだそうです。
【パラフィンオイル】の特徴
・白灯油に比べ割高
・ちょっと暗い
・アロマキャンドルっぽいニオイ(パラフィンとはロウソクの原料です)
・あまりススがでない
・虫除け効果のあるオイルも売っている。
【白灯油】の特徴
・割安
・パラフィンオイルより明るい
・灯油くさい
・ススが出る。
なので好みによりますが、雰囲気重視という方はパラフィンオイルが良いのではないでしょうか。
★オイルは8分目まで
オイルは「タンクの8分目以上は入れないでください」とのことでした。オーバーフロー(オイル漏れや点灯が不安定になる)をおこしてしまうそうです。
僕のデイツ78でだいたい10時間持つそうなので、5時間ならその半分というように、使う時間数に合わせて入れるオイルの量を調整するのが基本だそうです。
★オイルは使い切るのが基本
芯の交換時に取り外すココが全然密閉という感じではないので、傾くと簡単にオイルが漏れてきます。
輸送時には「まず漏れる」そうなので、毎回使い切り、運ぶ時は空にすることをオススメします。
★芯を出しすぎない
YOUTUBEとかでよく間違っている人がいるそうで、芯をはみ出させないのが正解だそうです。金具からはみ出すと明るくよく燃えるのですが、ススがすごいうえに、芯がどんどん燃えていってしまうそうです。
正しい使い方をしていれば、芯一本でかなり持つそうなので、芯の消費の速い人は要注意です。
★室内で使っても大丈夫か
一酸化炭素中毒の心配とかはないので大丈夫だそうです。
ただ、そのまま寝ちゃったりすると倒した時に火事になるので、火の扱いとして最低限の注意が必要です。テント内での使用もそっちの意味でオススメではないそうです。
火のつけ方・消し方
【火の付け方】
オイルを入れてすぐに火をつけると芯にオイルが染み込んでいないため芯が燃えてしまいます。芯にオイルが染み込むまで20〜30分ほど置いておきます。
レバーを引き下げて、ストッパーにかけます。
レバーを下げるとホヤが上がるので、芯にライターで着火します。
火を付けたら、レバーのストッパーを外しホヤを元に戻します。
調節用ダイヤルを回すと芯が上下し、火力を調節することができます。
【火の消し方】
ダイヤルを回して芯を短くすることで、火が消えるそうですが、芯を下げすぎると芯が外れてタンクの中に落ちてしまう危険もあります。
火を付けたときと同様レバーを下げて、ロウソクを消すように炎に息を吹きかけて消けせば良いそうです。
ハリケーンランタンの魅力
・シンプルで頑丈な構造
諸説ありですが、嵐でも消えないからハリケーンランタンと呼ばれているそうです。
シンプルな構造なだけに故障も少なく、例えばかなり古いアンティークのハリケーンランタンも穴が空いてなければ今でも使用できるそうです。
・雰囲気最高のビジュアル
原型が誕生したのは1833年。1800年代後半には今のハリケーンランタンと同じ形(サイドのアームに空気を循環させる)非加圧式灯油ランプが登場していたそうです。
個人的にお気に入りなタランティーノの1800年代が舞台の映画『ヘイトフル・エイト』にそのまま出てくるのでなんかうれしくなります。
・実はコスパも最高
デイツランタンもフュアーハンドランタンも定価なら3,000円台で買える商品なんです。 売り場にないですが、、。
僕のハリケーンランタン購入までの道のり
僕の場合、アウトドアにハマり出したタイミングにはまだ子供が小さかったということもあり、危ないかなと思いハリケーンランタンは敬遠気味でした。
子供たちもそこそこ大きくなってきて、安いしカッコいいし、そろそろ買おうと思った矢先、品薄で高騰。
でもアンチ転売ヤーの僕としては、定価で売られているデイツランタンかフュアーハンドランタンを売り場で発掘するまで買わないと心に決め約1年間。
先日ついに定価で販売されていたデイツ78を発見!
ついに購入することができました。
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まとめ
以上、ランタン専門店の人に詳しく聞いたハリケーンランタンの正しい使い方でした。
デイツランタンを使って説明しましたが、基本的に構造は同じなので、フュアーハンドランタンでも鹿番長のランタンでも注意点は同じです。
うちはベランピングで大活躍しています。
焚き火ほどではないですが、火を灯してゆらゆら揺れるやさしい光を眺めながらビールを飲んだりするとかなりの癒し効果があります。
、、2台目が欲しくなってしまいます。