どーもサラリーマンキャンパーのCarlosです。
8月某日。ついにソロキャンプデビューを果たしました。
1年ぶりのキャンプであり、2020年初キャンプ、そして人生初のソロキャンプ。そんな僕のひさびさのキャンプ記事です。
アウトドアのブログを書いていますが、そもそも初心者のため、タイトル通りいろいろな挫折を味わって来ました。ソロキャンプをやってみたいと考えているアナタに勇気を与える記事だと思います。逆に。
※写真が少なめなのは写真撮ってる余裕がなかったからです。
- ソロキャンプデビューのいきさつ
- 到着そうそうに最初の試練
- (予定では)カッコよく設営
- (予定では)カッコよく火起こし
- よみがえる初デートのトラウマ
- (予定では)カッコよくキャンプ飯
- でも焚き火だけは予定通り
- まとめと感想
ソロキャンプデビューのいきさつ
たまたま平日に休みを取ることができたのですが、子供たちは8月末から学校始まっていたので、奥さんに恐る恐る相談したら快諾してくれました。
すぐに予約を取り、平日の昼間っから久しぶりの県跨ぎドライブ。
到着そうそうに最初の試練
キャンプ場に到着しチェックインをすませ、車のまま自分のサイトへ
サイトに車を止めた途端、ブンブンとすごい羽音の虫たちに車を取り囲まれました。
フロントガラスに止まったそいつをよくみると、顔はハエだけど体は蜂みたいなビッグサイズ。
アブでした。
まるであおり運転で車を降りてきた怖い人の如く、車にガンガンぶつかって挑発してくるアブ。
その挑発にのってしまったらボコられると思って数分間ビビって車から降りられず。警察に電話するわけにもいかないしどうしようとテンパっていたら、彼らは色なのか音なのか熱なのかに反応してたみたいで、しばらくしたら居なくなりました。
思えば、このアブたちの襲撃がこの後のキャンプを暗示してたのかもしれません。
(予定では)カッコよく設営
DDタープのAフレーム張りの下にKeltyのソロテントを張るというずっとやりたかったスタイル。その下に持っているギアの中から厳選したやつだけを並べてかっこよく撮影してやろうというのが当初のイメージでした。
しかし、練習ではなんとかなったAフレーム張りが本番ではなかなか上手くいかず、あきらめてタープの張り方を別の貼り方に切り替えたため大きくタイムロス。
ソロテントを張っている途中で日が落ちてきてしまい
慌ててランタンに火を灯して、涙目になりながらテントが完成。
見たことありますか?
設営にテンパってるオッサンのソロキャンパー。
僕は見たことないです、、やったことしか。
平日のため、キャンプ場には僕以外にほぼ人がいなかったのが本当に幸いしました。
(予定では)カッコよく火起こし
そして、この時点でまだ薪に火起こしもできておりません。
本当ならソロキャンプっぽく、フェザースティックにファイヤースターターで着火する予定でした。
もういきなりライターと着火材使いました。
ダイソーで買った着火剤は勢いよく燃えましたよ。便利ですね。
伝わりづらいと思いますが、函谷関の戦いで魏国の井闌車(せいらんしゃ)に油をぶっかけて火矢を放つ桓騎将軍の気分でしたね。
よみがえる初デートのトラウマ
テント設営してる途中。
初めて付き合った女の子に初デートでテンパってしまい数日後に振られたという高校生の頃のトラウマ(立ち直るまで半年かかった。)がよみがえりました。
そのまま泣きながらおうちに帰ろうかと思いましたが、さすがにこっちも人生経験をつんだ大人です。
もうメンタル弱々のあの頃の自分ではありません。
正直な話、サラリーマン生活でもっと苦渋を味わったりしてます。
大人なのでこういう時の対処法もちゃんと心得てるんです。
テントの袋や、まだ車から下ろしもしていないキャンプギアはとりあえずそのままにして
ビールをプッシュ、、グビグビっと痛飲し、どっかりと腰を落ち着けました。
すいません。これが対処法です。
(予定では)カッコよくキャンプ飯
そして予定していたメスティンでのパエリアを取り止め、生の食材は焼いたりアヒージョに入れたり簡単調理に切り替えました。
完全に暗くなってしまったので、料理の写真を撮ることもお洒落なギアを並べることもやめました。
ただただオーガニックビールとネギマ、焼き椎茸、モモ肉ステーキをシンプルに炭火で炙り、むさぼることに没頭しました。
でも焚き火だけは予定通り
ビールと肉で良い感じに欲を満たされてきたところで、酒をワインに切り替え、炭台にクヌギの薪をくべて焚き火時間に切り替えました。
メラメラと燃える焚き火の炎をぼんやり眺めながら思いました。
自分に初めての子供が生まれてまだ小さい頃は毎日のようにテンパってたけど、もう最近は僕ら親も子供も成長して慌てることもないから、今回久し振りにテンパったなぁ。とか。
よく考えれば、あの高校時代の経験があるからこそ、ソロキャンプを快諾してくれるような素晴らしい奥さんと
「パパ頑張ってね!」って父親のソロキャンプデビューを応援してくれるような愛すべき子供たちに巡り逢えたんじゃないか。とか。
何歳になっても初めてのことって大変だし、失敗するからこそ次に成功することが出来るんじゃないか。とか。
そんなことを止めどなく考えて、炎の揺らぎをみながら浸ることができました。
この投稿をInstagramで見る
まとめと感想
というわけで、やろうと思っていたことのほとんどがまともにこなせなかったソロキャンプデビューでした。
ほんとオシャレな写真撮る余裕どころか、奥さんのLINEにまめに返信する余裕すらありませんでした。
(みてくださいこのたわんだタープと、ごちゃごちゃな感じ)
翌日もヘタするとチェックアウトの時間に間に合わないとかもしれないと思い、早朝から片付け始め、早めに撤収しました。
こんな散々な僕のソロキャンプデビューでしたが、感想としてはただひとつ。
最高に楽しかった。
何もかもが上手くいかずに終わったのに、むちゃくちゃ癒されて帰ってきました。
早く次回のソロキャンプに挑戦したいと悟空のようにワクワクが止まらないCarlosでした。