男とはなんぞや…!?命とはなんぞや…!?
これは宮下あきら先生の名作中の名作『魁!!男塾』で3号生の独眼鉄(どくがんてつ)が針の山の上で座禅をしながら主役である1号生たちに放った名セリフです。
男塾世代、あるいはビーバップ世代のお父さんたちに向けて、今回は男塾的な人気を誇るブランド、鹿番長こと「キャプテンスタッグ」の逸品「鹿ベンチ」の魅力を詳しくご紹介したいと思います。
まずキャプテンスタッグとは
新潟県三条市の老舗アウトドアブランドです。
親会社はパール金属という会社で、名前の通りスーパーで売っているような金属系のフライパンとかキッチンウエアの製造をしているメーカーです。
その強みを生かし、社内ブランドとしてアウトドア用品を手がけたのがキャプテンスタッグの始まりだそうです。
そういった流通の販路の広さからなのか、アウトドアショップだけじゃなく、ホームセンターやローカルなスーパーですら、この鹿のマークのロゴの商品を目にすることがあります。
日本のキャンプシーンに古くから存在して、歴史があるけどリーズナブルで気取らないブランドであるキャプテンスタッグは「鹿番長」という愛称で多くのキャンパーに親しまれています。
鹿ベンチとは
そんなキャプテンスタッグのヒット商品の1つ鹿ベンチ。
正式名称は「CSアルミ背付ベンチ」
ファミリーキャンプのシーンでのマスターピースとなっているギアのひとつといえるのではないでしょうか。
サイズ:幅104cm×奥行56cm×高さ65.5cm
畳んだサイズ:104cm×64cm×厚さ85cm
重さ:3.8kg
耐荷重:140kg
座面の高さ:28.5cm
素材:骨組み/アルミニウム、座面/ポリエステル、ひじ掛け/天然木
カラーバリエーションもグリーン、ブラウン、カモフラ、黒、白、黄色など、いろいろあります。誰が買うのかよくわからないアメコミ柄というのも見たことあります。
鹿ベンチのメリット
いろいろと鹿ベンチの良かったところを考えてみると、思っていた以上にたくさんありました。
リラックスできる
草原がソファのあるリビングに早変わりします。あぐらをかいたり、寝転がれたり(足ははみ出します)もできるので、かなりリラックスできます。
座面の張りもしっかりとしていて、流石に本当のソファには負けますが、アウトドアチェアでいえば最高の座り心地です(※僕調べ)
子供が座るとかわいい
小さい子供なら余裕で3人並んでで座れます。うちでは基本子供たち用として購入しました。
子供たちが並んで座るととてもかわいくて、キャンプきて良かったなぁ、買ってよかったといつも思います。
秒で設置できる
袋にも入っていないので、パタンと設置、パタンと撤収が可能です。
そのため、キャンプ場到着時、ブルーシートを敷くよりも先にこの鹿ベンチに手持ちのカバンなどをいったん置けます。というか自然に置いてしまいます。
コスパ
僕は3年前にamazonで4,500円で購入しました。
定価は11,000円で、今の実売価格はだいたい5〜6,000円ぐらいだと思います。ちょっといいフォールディングチェアより安いですね。
アレンジが楽しい
単品だと、若干キャプテンスタッグ感が前面に出すぎているこのアイテム。布やカバーで手を加えて楽しめるのが、鹿ベンチの魅力のひとつだと僕は思っています。
単純に写真のようにペンドルトンの布をかけるだけでも良いですし、オシャレなカバーを自作してるひとも結構います。
うちはイケアで買った布を奥さんがカバーにしてくれたのを使っています。
専用カバーもいろいろ売っています。
鹿ベンチのデメリット
メリットに比べれば数は少ないのですが、デメリットももちろんあります。
まあまあデカイ
畳んでも平たくなるだけなので、(折りたたみ時サイズ104cm×64cm×厚さ85cm)
最低ミニバンぐらいのサイズの車が必要です。
家での収納も、うちのような狭いマンションだともなかなか困ります。
押入れには入らないので、家具の隙間に立てかけて置いてあります。
無骨なむき出し感
袋にも入っていないので、基本的に金属部分がむき出しです。大切な車や他のギアにこの金属部分が当たるとキズがつきます。そうすると心にも軽いキズを負います。なので車にしまうときなど細心の注意が必要です。
まあそんな無骨さがアイデンティティなのですが。
オシャレさとはまた違う魅力を持つ鹿ベンチ
魁!!男塾も独眼鉄や男爵ディーノ、卍丸といったイケメンキャラ以外のサブキャラがいるからこそストーリーのクオリティが高まるのだと思います。
芯はしっかりしているのにリーズナブルで気取らない無骨なブランドだからこそ、この鹿ベンチやアルミロールテーブルみたいな名作を生み出せるのではないかと思います。
キャプテンスタッグのそんな無骨さ。オシャレさとはまた若干違ったアツい魅力を持つ鹿ベンチ。
まさにアウトドア会の独眼鉄なのではないでしょうか。