モノより思い出。
これはカリスマアートディレクター佐藤可士和さんも手掛けた日産セレナのCMので有名なコピーです。
キャッチコピーは有名なコピーライター小西利行さんが手がけました。
このCM&コピーが秀逸だなぁと思うのは、単純に車の良い所をアピールして車を売るのではなく
家族とレジャーをして子供が遊び疲れて爆睡しちゃう思い出をつくることがこのセレナならできるんですよ。
と、商品ではなくてエモーショルなシーンをターゲット層(ファミリー)に想起させるところだと思います。
キャンプブームとの組み合わせがヤバい
20年以上も昔のコピーですが、今でも通用するし、アウトドアが好きになって家族ができたCarlosにとっては、当時よりも心に刺さるコピーだなとアウトドアショップ行くたびに思います。
キャンプギアも、モノより思い出
それこそキャンプ用品というのは「モノより思い出商品」なんだと思います。
「キャンプ場で家族が楽しんでいるシーン」「かっこよく料理をするお父さん」「大満足のママ」「帰りの車で爆睡する子供たち」を想像するからこそみんなキャンプ用品を買うんだと思います。
もしかしたら逆に、キャンプグッズが欲しいんじゃなくて、家族との思い出のために買うんだと自分に言い聞かせているのではないか、とさえ思ったりもします。
マシュマロ焼き器なんて実にそれかもです。
僕自身、このコピーに負けて車を買い替えました。
たぶんファミリーキャンプをやっていなければ買い換える予定ではなかった車を車検時に勢いよく買いかえました。(日産ではないですが)
やっぱりその時にチラついたのは、次の車検まで伸ばしてしまったら、もしからしたら家族でキャンプいけないんじゃないか。これが最後のタイミングなのではないか。と思ったこと。
「モノより思い出」が頭の中をループし、買い替えしたわけです。
なので車が一番高いCarlos家のキャンプ道具になってしまったわけです。
本当に「モノより思い出」だと思います。
でも実際、子供たちの成長はびっくりするほど早いです。
上の子がお年頃になりつつある今、数年前の買い換えは、大切な家族との思い出づくりに貢献してくれたと心から思っています。
あらためて素晴らしいキャッチコピーだなと思うわけです。