Stay hungry Stay foolish
日清カップヌードルのCMのキャッチコピーではありません。
「ハングリーであれ、愚かであれ。」apple信者の神様スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業者たちに向けて行ったスピーチで有名なフレーズです。
ヒッピーのバイブル「Whole earth catalog」
実はこの言葉は彼のオリジナルではなく引用なのだそうです。
1960年代に発行された「Whole earth catalog(全地球カタログ)」というアメリカの雑誌で、地球上のあらゆる物が紹介され、思想や旅、サバイバルの情報、そういったものが書かれたヒッピーたちのバイブルだったそうです。
アップル設立前にヒッピーだったスティーブ・ジョブズは、若い頃に影響を受けたこのWhole earth catalogの最終号の背表紙に書かれていたキャッチコピー「Stay hungry Stay foolish」をスタンフォード大学の卒業生たちへの言葉として引用したのだそうです。
旅や冒険を楽しむためのキャッチコピーですが、仕事や人生においても同じだから「馬鹿になれ」っていう、人の心を揺さぶる名言であり名スピーチです。
猪木もだいたい同じこと言ってます。
僕自身、子供も生まれてかなりの大人(おっさん)になってしまいましたが、この言葉のようにハングリーであり馬鹿になれることがこの歳になっても大切だと思っています。
自然主義からヒッピー文化までの系譜
1900年代初頭に、アメリカではロングトレイルやボーイスカウト。ドイツではワンダーフォーゲルなどの文化がはじまったそうです。
その背景には急激な近代化があり、逆に自然を省みる自然主義が世界各地でうまれた理由なのだそうです。
1950年代『オン・ザ・ロード』のジャック・ケルアックや『裸のランチ』のウィリアム・バロウズらビート世代がヒッピーたちの支持を受けました。
1960年代のこの『Whole earth catalog』につながったのち
ピーター・フォンダとジャック・ニコルソンの『イージー・ライダー』につながり
スティーブ・ジョブズにつながり、今のiPhoneまで繋がっていると思うとすごいです。
ヒッピー文化から産まれたノマド文化
最後は僕の勝手な想像ですけど、そんな系譜がiPhone(スマートフォン)を創り出し、ぐるっと回って、スタバでのノマド文化(語源は放浪者や遊牧民)につながったと考えると、ものすごくおもしろいですね。
あまりキャンプに関係のない記事ですが最後まで読んでいただきありがとうございます。